バラエティもいいけどアニメもね
街はぁいまはぁ~ 眠りのぉなかはぁ~ あの鐘ぅを~ 鳴らすのはぁ~
除夜の鐘なんざ鳴らしません 煩悩は何億との数では抑制効かぬほど世界に散らばってるんだよ!
祓い清めきれるかんなもん 死神さんも言ってたもん
「所詮この世は修羅の巷の一夜の夢だ」
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実際年末もいささか商業じみてる
年末って紅白だったけどもう笑ってはいけないに十年前からシフト
DVDとかBlu-rayとかも出せる
いっそケンカ売って『笑ってはいけない紅白歌合戦』とかねえ
ガースー黒光りNHKとか
これならアッコも出れる ていうか今年出そう エンディングはアッコ
あの鐘を以外の替え歌で
まあその年越し後は初日の出を見るのにお出かけ
帰ってきたら新年祝い 今度は初詣でしょうか
じゃなきゃあ、飲む
でも、そうじゃない人は
ここはあえてアニメ年末で!
つーわけで…
年末、年越しに送るアニメ年またぎ!
まず、観るアニメ これは分かりやすい青春ものは絶対避けること
出来る限り短く、完結しているものを SFなんかがいい
ファンタジーでもかまいません
ファンタジーでも今年流行った『君の名は。』みたいなのと類するものは、まあ、後味いいでしょう
後味はね
しかし、年を越したばかりの深夜に観るにはふさわしくありません
あのなんとも言えないいつもと違う冬の寂しさ、そしてなお底冷えする冬が深まりつつある季節に入ったという、情緒あふれる静けさ
そんな時に明るい青春とか似合いません むしろ観た後うざい、よそでやれホントって感じになりますので、まあデートとかの時に観るのがベストなものは避けましょう
後味悪すぎるものもやめといたほうがいいですが…
いや、SFにファンタジーの方がもっと似合わないだろうという人がいますが、日本のそういったアニメ映画とかなら、壮大な世界観を持って、それがかえってあうのです
熊本弁中二で言えば「新たな序章の幕開けを飾りし神々に捧げるが如き戯曲らの響きを」なとこ
明るくはないけど人というものについて、時には人の次元すら超えるスケールの大きな名作は、むしろどこか爽やかにさえしてくれます
まあ構えたくないならまったりなのでも
つーことでまずはこれ
『機動戦士ガンダム 劇場版三部作』
えっ?今更かとか言われるかもしれませんが、最近、若い人で観たことがない人が急増とか…(マジかよ!)
そんな人はファーストと呼ばれる一番最初のガンダムであり、至高の作品から観るのをおすすめ
私もこれから入りました
ガンダムみたことねえっつう人もガンダム=アムロは知ってるかと
この劇場版は1979年から放送されたテレビシリーズを再編集、新たなシーンを加えたもの
第1作『機動戦士ガンダム』
第2作『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』
第3作『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』
まあ3作もあるんで、大晦日の前から1、2を観ておくのがいいかと
そしてゆっくり、年越してから静かに最後の3を鑑賞というのがベスト
同じように『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』を観るのもいいかもしれませんね
© 創通・サンライズ
『うる星やつら オンリー・ユー』
はいギャグからも来ます
『犬夜叉』『境界のRINNE』で若い人にはおなじみの高橋留美子原作『うる星やつら』からアニメ劇場版の記念すべき第1作目
監督は『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を手掛けた押井守
原作者やファンから歓迎された
伊丹十三から「甘いケーキ菓子のような映画」とか、うる星知ってる者からしたらうんまあそういうのが求められる作品だからってなことで、貶してんだかちゃんと評してんだかわからないことをいわれた
あと宮崎駿(怒る引退宣言撤回じいさん)が「戦争に加担しているラムたちが戦争に対して無感動」とかうる星の作風全否定 面堂ェ…
ギャグでいってんの?シリアスな笑いなの?
でも86話とかなんか評価してた
あと同時上映『ションベン・ライダー』に押井は感動してた
なんか裏話もギャグですが、これはこれで深夜にあり 是非とも
『魔界都市〈新宿〉』
菊池秀行原作のデビュー作にして魔界都市シリーズ記念すべき第一作目をアニメ化
魔震によってこの世ならざる魔界と化した新宿を舞台に、悪の魔導士、レヴィ・ラーを倒すべく死闘をくり広げる80年代ならではのSFアクション・スペクタクル
同じ作家の『ヴァンパイアハンター D』のアニメともども原作者を怒らせた作品だけど私は好きです まあ、原作と違いすぎ…
だから2003年の妖殺行を原作にした『ヴァンパイアハンター D』を観る方が初心者にはいいかも あと『妖獣都市』もおすすめ
©Japan Home Video
『四畳半神話体系』
殺伐としたりとかなんかシリアスはちょっと…とかいう豆腐メンタル殿には、こっちがおすすめ
冴えない京大の三回生の「私」が、ひたすら薔薇色のキャンパスライフを目指すも周囲の変人奇人らに振り回される様相を平行世界の視点で描く森見登美彦原作の青春ストーリー
妖怪変化の悪友小津、八回生の樋口師匠は謎の仙人か神様か、ラブドール「香織さん」への崇高な愛をささげる城ヶ崎、美人歯科医の飲兵衛羽貫さん、我が道を行く黒髪乙女明石さんなど、ユニークなキャラクター達がファンタジーを彩ってくれます
誰しも考え憧れるIFの有意義な日々を悶々と生きる人におすすめしたい
テレビシリーズの全11話 ぜひ年を越した深夜に観るときはそれまでに8話まで観てい9話から観て欲しいところ OPのアイア・カンフー・ジェネレーションの曲もあってジーンときます
合わせて2期も決定の『有頂天家族』もおすすめ
©四畳半主義者の会
もうのーんびりしてぇーてんならねえ これでしょ
外では才色兼備の完璧女子高生
家ではグウダラな干物の妹(略して干物妹)
そんなうまるとお兄ちゃんタイヘイの日常生活
おすすめは宴回とコタツ回
コーラとポテトチップ用意して寝ころびながら早くも正月だらけモードに入っちまおうってことでダラダラと…
©サンカクヘッド/集英社「干物妹!うまるちゃん」製作委員会
とまあ…かなり偏った紹介ですが参考に
うん、せっかくだろうと大して変わらんと