関西ロボッ塔大戦
朝から続きの塔
著者 森見登美彦 Copyright © 2016 SHINCHOSHA All Rights Reservedより引用
で、小説のタイトルの『太陽の塔』なんですけどね
知ってる人は多いと思うんですが、実物見たことはないという人もいるかと
大阪府吹田市千里万博公園に保存されている岡本太郎 作 『太陽の塔』
まあそれにしても…太陽の塔とか素晴らしすぎる
あれ大阪なんですけど 岡本太郎がデザインした大阪万博の時のモニュメントとか
子供の頃、万博いった祖父母が買ったらしき模型を見てえらい何かが心に引っかかったのを思い出す
で、実物も見てやっぱり圧倒。なんなんでしょうね
もう芸術は爆発で何だ、これはです
それでいて太陽の塔に登った大バカ者が出た時にも
「ダンスでも踊ったらよかろうに」とか
汚されてもかまわないとも言った
進歩と調和がテーマで、あえてそのアンチテーゼで作ったとか
誰もやりたがらなかったというのを知って引き受けた経緯もある
フォークの時代にロックしすぎ
芸術家 岡本太郎
それを知ってるからか、小説読んだときはまた違った角度がふと思いつきました
(勝手な感想です)
小説は一人称ですが主人公は自分を保とうと必死で我が心まで欺こうと苦心する(笑)
でもそれそれでかえって苦心してかえって行動が裏目に、心情が浮かび上がってやたらコミカルになる
森見さんが意識してるかどうかは知らないですが自分をごまかしたり、とりつくろったりし、かえってこじれるのがリアルです
それがコミカルでシリアスにならないのがいい
マジック・リアリズムだからファンタジー要素もあって素敵ということなんでしょう
なんだったら京都駅を京都タワーと挟んで太陽の塔が建っててもおかしくない
ロボットに変形したっておかしくない
実写映画化されたらトチ狂ったフジテレビがやりそうで怖い
京都は爆発だ!
それただのガメラ3 だからやらない方向で でもやっちまったらこんな感じ
岡本太郎 「何だ、これは!」 イカスねぇ